ディヴィーヌいいやつ

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    七月十四日の革命記念日。どこを見ても、赤、白、青。無視された色を慰めてやるため、
    ディヴィーヌはすべての色を身に着けた。

    花のノートルダム(光文社古典新訳)

    矢部嵩の処方箋受付

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      矢部嵩の処方箋受付を読んだ。
      ふっざけんなよ!
      途中で投げてんじゃねぇよ!

      「面白くなかったろ。まだ死んでないから。」
      ってなんだよ!
      読者に向かって逆ギレすんじゃねぇよ!
      面白くなかったのは途中で物語から脱線したからだよ!!
      説教か哲学かなんかしらんけど
      書きたい言葉があるなら
      物語の登場人物を通して伝えてこいや!
      それが小説じゃないんかい!!

      というね。
      前半の風景描写と世界観の説明が続く部分は冗長で眠くなったけど、
      キャラ増えて生き生き動き始めてからは
      面白かったんだよなぁ。
      それが終盤でなんだよ…
      なんだよー!
      他の作品でもキャラクターが人生観の独白したり説教じみたこと言うけど、
      そこは好きなんだ。共感できるし。
      ただ、キャラクターやら世界観を逸脱して
      書き連ねられると戸惑ってしまうよ。
      延々喋ったあと、取って付けた様にオチだけ書かれてもさあ!

      「世界一怖いホラーが書きたい。」って言葉が読めて、嬉しかった。
      まだその気持ち持ってるんだなって。
      これからも新作を読めるんだなって。
      しかし舌の根も乾かぬうちにというか
      インクの乾かぬうちにというのか、
      何行か後にさっきの「面白くなかったろ。」を黒太字で掲載する卑屈さね。

      こっちは世界一怖いホラー小説書ける小説家だって信じてるから
      わざわざ雑誌取り寄せて読んでんだよ!!
      開き直ってんじゃねぇよ!!!

      この小説で一番好きなのはツールド・処方箋のとこ。
      グロ描写と言葉遊びでわちゃわちゃになると、矢部嵩読んでるわって感じる。
      〔少女庭国〕はあのわちゃわちゃ感が無くて物足りなかった。

      処方箋の意味とか主人公が誰なのかとか、
      読み手が筆者の状況踏まえて考察すれば
      「深い作品」と言ってもいいのかもしれないけど…
      分かりやすく表現する手間をサボって
      自分の気持ちを書き殴っただけの支離滅裂な文字列に感じてしまって、
      こちらから手を差し伸べたいと思えなかった。
      ジョンジョンとソンソンがぐちゃぐちゃになった辺りは夢中で読んでましたけども!

      処方箋受付は新作を読めた喜びだけで充分ありがたいから、

      早く次の作品読みたい。

      また書いて下さいよー
      もっともっと読みたいよー


       

      洗礼

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        すごい話!
        しかしどこかでうっすらネタバレを耳にした事があったせいで、
        途中で展開を予測しながら読んでしまった!
        これは勿体無いことした!

        お母さんからの長年の呪いやショッキングな出来事の影響だけでなくて、
        さくらちゃん自身の心の底にあった「大人への憧れとしあわせになりたい気持ち」が
        事を引き起こした、というのが重要なところだ。

        生理的に苦手な楳図かずおの絵を
        克服しつつあることが嬉しい!
        まことちゃんの絵を見るだけで吐き気してたのに!
        わたしは慎吾を途中で断念したのに!
        iPhoneの小さい画面で読んだお陰かな。

        叫んでる顔は怖かったけど、
        ショッキングな絵は少なくて、怯えずに読めた。
        しかし扉絵がいちいち恐ろしい。
        吸い込まれるような暗闇の廊下、
        生気のない美少女…
        人形と一緒に箪笥に座ってる絵が地味に怖かったな。
        何も言わずに佇み、ずっと付いてくるお医者さんが一番ホラーだった。

         

        「行けばわかるさ」の出典について

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          一休さんの言葉じゃないのか…!
          https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000028008
           

          レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

          [転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000028008
          提供館
          (Library)
          福井県立図書館 (2110037) 管理番号
          (Control number)
          福井県図−20060214−1
          事例作成日
          (Creation date)
          2006年02月14日 登録日時
          (Registration date)
          2006年03月29日 16時12分 更新日時
          (Last update)
          2008年01月10日 08時32分
          質問
          (Question)
          「この道をいけばどうなるものか」から始まる言葉の全文が知りたい。良寛の言葉らしい。
          回答
          (Answer)
          清沢哲夫(のちの暁烏哲夫)氏の詩「道」が該当の詩です。
          この詩は、初出「同帰」第335号(昭和26年10月1日発行)。
          『無常断章』1966.5 法蔵館に所収されています。
          なお、『猪木寛至自伝』には、一休宗純の言葉として以下の詩が掲載されています。
          「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 
          踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」 
          これにより、アントニオ猪木氏がこの言葉を一休宗純の言葉として認識しているということはわかりました。
          またインターネットサイトでも、一休宗純の言葉として扱っているページが複数存在することもわかります。
          しかしながら、一休宗純の言葉であることを示す根拠となる資料は、発見できませんでした。
          したがって、アントニオ猪木氏の座右の銘は、一休宗純よりも 清沢哲夫氏の詩の改変である可能性が高いと考えます。
          回答プロセス
          (Answering process)
          インターネットで「この道をいけば」で検索。
          アントニオ猪木が引退時に禅僧である一休宗純の言葉を引用しているとする、ページを多数発見する。(タイトルは『道』?)
          「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 
          踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」
          ・『一休和尚全集 1〜4巻』(漢文の詩や禅語が掲載されている)→上記に該当する漢文は発見できず。
          ・『一休さん一〇〇話』牛込覚心/著2004.3国書刊行会→なし
          ・『一休道歌』1997.12禅文化研究所→なし
          ・書架で禅語録や漢語・漢詩の辞典、名言・箴言辞典、一休の伝記など直接確認→手がかりなし
          ・アントニオ猪木本人が書いた『猪木寛至自伝』を確認→全文が掲載され一休宗純のことばだと書かれているが
          出典については明記されていなかった。
          ・新日本プロレスの道場訓ということで新日のHPを確認→手がかりなし
          ・wikipediaを検索していたところ、「一休宗純」の項目 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E4%BC%91%E5%AE%97%E7%B4%94 【2006年9月15日最終確認】中に以下の記載を発見した。
          「アントニオ猪木の座右の銘である「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となる。迷わず行けよ。行けばわかるさ」を『一休宗純の言葉』としている本やサイトなどが数多くあるが(それも、猪木云々関係なく)、一休の言葉という確証は全くない。」
          ・越田文人様より、この詩は「清沢哲夫」の詩である旨、ご教示いただきました。清沢哲夫作「道」の詩の初出誌、初刊本を確認した結果、資料で確認できない一休作とするよりも、資料で確認できる清沢哲夫作と見る方が妥当であると判断いたしましたので、回答を訂正いたしました。
          事前調査事項
          (Preliminary research)
          NDC
          人生訓.教訓  (159 8版)
          参考資料
          (Reference materials)
          一休和尚全集 一休/著 1997 春秋社
          猪木寛至自伝 猪木寛至/著 1998 新潮社
          日本の禅語録 第12巻 一休 1978 講談社
          キーワード
          (Keywords)
          一休宗純
          アントニオ猪木
          清沢哲夫
          暁烏哲夫
          照会先
          (Institution or person inquired for advice)
          寄与者
          (Contributor)
          越田文人様
          備考
          (Notes)
          ★清沢哲夫著『無常断章』1966 法蔵館 p.172〜173にこの詩があります。

           

          富江よんだ!

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            伊藤潤二の富江を読んだ!ついに!
            BSマンガ夜話で取上げられて以来、ずっと気になっていた富江。
            あれが2004年冬の放送らしいから、かれこれ9年か。
            「こんなの(今思えば滝壷の大行進の場面)もうギャグですよね!」という意見で満場一致、
            ならば怖がりの私でも余裕で読めるホラー漫画かと思って売り場に行けば、
            トラウマレベルのおぞましい絵が盛り沢山。
            (確か、試しにブックオフで立ち読みしたうずまきの第一話でノックアウト)

            女性の造形が大変美しいので、そこにずっと惹かれながら、
            どんな話だろう、こんな話かな、とあれこれ想像しながら
            ついに本日、読みました。

            ほんとだ!ギャグだ!!!

            よん&むー、うずまきと絵柄に少しずつ慣れていったのか、
            目を背けるレベルの恐怖カットは無かった。
            その分思ったよりすいすい読めて、拍子抜けするほどゆるい空気に包まれていた。

            頭おかしい同級生に自室で監禁された挙句
            惨殺劇を目の当たりにしたにも関わらず、
            「これは夢の可能性あるぞ!」と眠りに付く月子ちゃんの精神たるや。
            夢の中でも逃げ出すだろ!この状況!
            解体ショー見てもビビらないあの精神の太さは何なのだ!逆に怖いわ!

            一番怖くて悲しかったのは、富江の家に連れ込まれた話かな。
            のっとられた娘さんのラストシーンはやけに切なかった。
            でも、甲冑から風紀委員Bが出て来た時には笑ってしまった。
            こいつの絶対的忠誠心と精神の太さも何なのだ!そこが怖いわ!

            あとの雪山、滝壷と続く作品群は・・・・お笑いですよね?
            雪山にすっぱだかの女が、それも山の壁から上半身だけ突き出して
            倒れ臥せっているというシチュエーションにはぞっとしたが、
            リーダーがパンイチで登山続行しようとしたのには爆笑。
            笑かそうとしてますよね。
            主役の子も「せめて僕の着て下さい」じゃないよ、お前もパンイチでどうする気なんだよ。
            ラストシーンは不気味だったけど、やっぱり主役のリアクションがぬるい。

            そして滝壷!!
            肉片をひとつ買ってしまった家のゴミ箱からは
            富江がにょきにょき生えてきたんだろうな〜
            もう美女じゃなくて単なるモンスターになってて面白かった。
            カーペットから生えてきたやつらも知能が低そうだったけど、
            こいつらはもはや喋れることすら出来なそう。野生だもん。

            全体的に、登場人物がグロシーンや怪異に対して耐性がある。
            みんな悉くリアクションがぬるい。
            第一話に出て来たクラスメートの怖がり方が正常すぎて、あの連作の中じゃ浮いてるほどだ。
            いや、あれも死人が帰って来たことより、
            自分達の罪がばれることに対しての恐れだから、
            やっぱり怪異に対してのリアクションはぬるいと言えよう。
            それが、あの独特のテンションを醸し出している要因のひとつなのだろうな。

            富江にうっとり、不気味な絵にぞわり、展開の節々に笑い。

            あとがきにあった「行きあたりばったりの状況で描き継いだ本シリーズは無理の多い稚拙なものですが、
            しかしこれがなかったら、おそらく今日まで漫画を描き続けられなかったかも知れ」ない、
            という一文がやけに胸に残った。
             

            新選組血風録が面白い!

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              新撰組血風録が楽しい。傑作だと思う。

              先ずは文体の歯切れの良さ。
              書かれた全てが史実であると信じさせてくれるような注釈の挟みかた。
              そして血生臭くて堅苦しい武士の生き様を描きつつ、
              現代の感覚でも感情移入しやすいエピソードの切り取り方。
              短編のであることも私には読み易い。

              群像劇でさまざまな登場人物が描かれているなか、
              鮮やかに、生き生きと浮かび上がる、沖田・土方のキャラクターの濃さときたら!
              作者が大好きなんだろうね。ここに近藤を加えた三人の関係性を。
              この三人には劣るが、山崎の出現率も高い。
              四人の描き方についてじっくり考えるのも楽しいだろうな。

              ひとまずいま私が語りたいのは、脳内キャスティングについてですよ。
              新選組が登場する作品は星の数ほどあるけど、
              私がこれまで触れてきたものは「御法度」に「新選組!」が主なので、
              (あとは銀魂とかになっちゃう)
              自然とそこで演じていた俳優の顔でキャラクターが動き始めてしまう。

              土方歳三はもう山本耕史一択!
              この俳優さんを土方役でしか見た経験がないから、
              山本耕史=土方だし、土方=山本耕史である。
              たまにビートたけしの台詞回しを混ぜて再生すると面白い。

              井上源三郎の話は御法度のまんまだったから、俳優もそのまま坂上二郎で!
              もー!大好き!井上のおじさん!
              村の昔話をするくだりとか、味のある台詞回しがたまらない。
              お宗旨さん、と呼びかける時ののほほんとした声の印象とか、
              溢れ出るひとのよさとか、まさに適役。
              穏やかな声とにこやかな表情が勝手に再生される。たまらん。

              斎藤一はギリジョーで。
              御法度に出てこないもの。
              普通の人よりもクールで飄々としてて、
              しかし変人や冷淡ではない、という塩梅が丁度良い。

              山崎は大阪人だけど台詞は標準語で書かれているから、
              トミーズ雅のままでは動かしづらい。

              近藤勇は崔洋一も慎吾ちゃんもちょっと違う。
              香取慎吾は「新選組!の主役」としては他にないレベルの適役だと思うが、
              近藤勇としては武骨さや威厳がちょっと足りない。
              脳内では、あの歴史教科書で見る写真のいかつい男が
              カラーで色付けされて動いている。

              しかし、最も重要な問題は、沖田総司をどちらで脳内キャスティングするかですよ!
              どっちの沖田も大好きなんだよ。
              特に御法度の武田真治は最高だと思っている。
              抜群の爽やかさをまといつつ、目だけは1ミリも笑ってないのが、
              親しみやすさの中に掴みどころのないミステリアスな雰囲気も感じて、すごい好き。
              でもこの小説の沖田は、もっと俗っぽくて明るいんだよな。
              藤原達也の方は、甘いルックスと適度な清涼感に末っ子感まであってまさに適役なのに、
              あの俳優さん自体にべったりと黒い影を感じてしまうからダメだ。
              いつからかなー。夜神月のせいかな?シレンとラギのせいかな?
              どちらを当てはめるのにもちょっとだけ違和感があって、
              結局、顔はぼやーっとさせたまま読み進めている。
              いまの俳優さんなら誰だろうな。
              詳しくないから当てはめれないけど、絶対いるよね適役。
              裏表なく明るくて、物怖じしなくて、純粋そうで、仕事(剣の腕)が立って、
              知性を感じて、末っ子感のある若手俳優。

              ちびちび読み進めてまだまだ話が残っているので、
              新選組血風録ブームは続きそう。

              ねんまくとかげ感想

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                ねんまくとかげ。
                3分の2位まで読んだとこ。
                雪麻呂の許婚対決の前らへん。
                すっごく、平和…。
                清蔵と雪麻呂の関係が良くて。
                朝のお勤めを太鼓叩いて応援するとこはじわじわ来る。
                この二人に何もない訳が無いんだけど、
                何もなく終わってほしい。

                読み終えたー!
                絶句。絶句である。
                なんというどんでん返し…といえばいいのか?
                終盤の展開が早すぎて上手く飲み込めない。
                母様からの最後の手紙には息を飲んだ。
                最後の台詞にも。

                雪麻呂の傲慢ぶりは目に余るものがあったので
                このまま物語が終わる訳はないと思っていたが、
                こんな風に終わるとは。

                時間をかけて休み休み読み進めていったせいもあるだろうが、
                エピソードがてんこ盛りだった印象。
                戦闘機のくだりとか何だったのだ。
                わがままぶりを表すのに必要だった、とか?

                これ感想まとまんないなぁ。


                 

                つげ

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                  つげ義春のねじ式、夜が掴むを読む。

                  ねじ式は「夢の作品群」と呼ばれる種類の一つらしい。
                  荒唐無稽さが心地よい。
                  「ポキン金太郎」はちょっと笑った。
                  ドラマチックな展開から急ブレーキでシュールなシーンへ。
                  落差が良かった。

                  次に良かったのは「外のふくらみ」。
                  薄い不安感に包まれたまま読み進めて、オチで孤独と絶望感に変わった。
                  これ位のぬるい温度の不安感が一番好きだなあ。

                  「ゲンセンカン主人」はわけがわからないまま終わってしまうが、
                  おどろおどろしい雰囲気にぞくぞくした。

                  あとのはひたすらいんびで、生理的嫌悪感と言われるようなものを胸に抱いた。
                  生々しい臭いと肌の垢まで感じる様なえろしーんは
                  どうも好きになれない。
                  うぶちゃんだった頃に読んだ感想とここは変わらなかった。
                  少しは許容できるようになったかと思っていたけど。

                  ****

                  読み進めていくと「日常もの」と呼ばれる作品群へ。
                  ここは安心して読めた。てか普通に楽しめた。

                  昔から妙に印象に残っていた「退屈な部屋」は、いま読むと更に印象的。
                  折角一人を満喫してたのにぐいぐい侵蝕してくる女に苛立ちを覚えていたが、
                  「あたし脱いじゃった」の一言ではっとするような魅力を感じた。
                  絵手紙を送ってくるところもかわいいじゃないか。
                  母親連れてくるのは調子乗り過ぎだけど。
                  「日の戯れ」も女がすごく可愛い。

                  ヒモ気質の男と付き合うのは、いつもバイタリティ溢れる女性だなぁ。
                  女として世間的にはやらんでいいことまでやってるのに、
                  ふとした男の優しさを天真爛漫に喜んでくれる。
                  女目線で見ると「馬鹿だなぁ」としか言えないんだけど、
                  男目線に切り替えると、すごく可愛くて魅力的に見える。

                  解説によると、私小説風に描いていただけで、
                  作者本人の実体験ではないそうだ。
                  そこを読者に混同させ、「作者も誤解され、行方不明になってしまえたら」という
                  狙いだそうだ。見事にはまってしまった。
                  何度も強調しているらしいので、実の奥さんは全然違う人なんだろう。

                  じゃあこの女のチャーミングさはつげ義春の理想なのか?
                  ちょっとリアルな存在感のある女。


                  ゼロ

                  0
                    松本大洋のZERO読んだ。

                    寂しいなあ、めっちゃ寂しいわ。
                    鉄コン、ナンバー吾の印象も混ぜて感想書く。

                    終わり方が、幸せになったように思えないんだよね。
                    鉄コンも吾も主人公はハッピーエンドの姿で描かれるのに、現実味が無い。
                    物語終盤の精神世界での葛藤を突き抜けた先に
                    現れた桃源郷のような場面は平和すぎて、
                    もしかしたらこの幸せは非現実の世界で繰り広げられているのでは、
                    なんて感じてしまう。
                    物語のあらすじとしては、主人公は敵に打ち勝ってハッピーエンドのはずなのに。

                    ZEROもそう。読後感が同じ。
                    五島という孤高のボクサーの狂気に満ちた境地には
                    誰も辿り着けないまま物語は終わる。
                    勝利と同時に「バランスが崩れちゃ」った五島の最後は
                    ハッピーエンドとは言い難いから、他2作品とは同じ扱いは出来ない。
                    けど、強さ故の擦り切れるような孤独に、
                    読後は魂が抜かれたような脱力感に襲われるのは同じだ。

                    最初はかっこよすぎて好きになれなかった五島。
                    狂気ゆえに無敵だなんて、かっこつけすぎた描き方に嫌悪すら覚えていた。
                    トラビスを煽りまくる悪役振りにも共感できず。
                    打ち合いが始まってトラビスに圧されまくって、
                    五島は彼に全てを受け渡して死ぬつもりなんじゃないかと
                    思い始めた頃から、目が離せなくなった。
                    「ずっと一人だった。この10年間ずっとだ。
                     そんな息子にもやっと友達が出来てな。
                     日が暮れるまで思い切り遊んで来い。親ならそう思うだろ。」
                    「いっそのこと死んでくれればいいと思うよ。息子はそれを望んでる。」
                    そして自分の推測とは違う方向に物語が進んでいると気付いた時、
                    もう五島に夢中だった。

                    セコンド荒木の声に「ハイッ」と答える無邪気な悪魔の姿を見て、
                    たまらん気持ちになった・・・泣きたいような、泣くのも違うような。

                    「花ってのは、散るから綺麗なんだろ。」
                    「花だ・・・花がいい。春咲く花は秋には枯れる。
                     花がいい・・・次に生まれる時は花がいい・・・」

                    伊集院光のばらえてぃとアトム

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                      「伊集院光のばらえてぃーぷらす
                       本当は怖かった話の巻」。
                      ラジオでは超絶怖がり西尾さんとの顛末を話していて、
                      肝心の本企画を知らずに見た。
                      箱庭カウンセリングはぶっちゃけ番組としての仕上がりが微妙だったが、
                      これは心から面白かった。
                      アイデアは流石だし、仕上がりも面白い。
                      怖い話のストーリーとしては普通レベルなんだけど、
                      話し方であんなに怖く出来るとは。
                      深夜に一人で見るのが辛いレベル。
                      心霊現象や霊感とは関係なく、
                      話芸としての怪談を見せてくれたのは面白かった。
                      怖がり西尾さんとの対決は腹抱えて笑った。
                      IKKOさんの件は伊集院さんの自爆な気がする。
                      そこまで自分じゃ発想できなかったわ。
                       
                      「ヘルシング 銑ァ彿震邱迷
                      ひっさびさに読み直す。あれ、面白いじゃん。
                      3年前位に買った時には、「大見得切ってるだけの漫画じゃん」と
                      一度読み通しただけで飽きてしまったんだけど、
                      ドリフターズでこの人の作風に慣れたのかな。
                      その「大見得切ってるだけ」の数々のシーンに心奪われた。
                      構図が格好良い。台詞回しも格好良い。
                      中身はやっぱり薄い。何度読んでも多分、薄い。
                      格好良い人達が格好良い台詞を言ってるだけの漫画。
                      でもそれがめちゃめちゃおもしろい。

                      「メトロポリス」手塚治虫
                      読むのいつぶりだろう、十年ぶり位かな。
                      メッセージ性の強さに胸が苦しくなる。
                      今の漫画に慣れた自分には可愛らしすぎる絵柄だけど、
                      たまにハッとする迫力のコマある。
                       
                      「アトム大使/鉄腕アトム 彈蠶夕C
                      アトム大使こんな話なんだ。衝撃。怖い。
                      アトムの存在が悲しすぎる。
                      現実に起こっている領土問題とダブリすぎて、読むのが辛かった。
                      決着の付け方はこれで、良いのか…?
                      鉄腕アトムに切り替わった時にコメディ要素は強くなったけど、
                      扱うテーマが重いから気軽には読めない。
                      辛いけど、心底面白いと思う。今でも面白く読めるのがすごい。

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